金沢アートグミ9周年記念
指江昌克個展 NEWS
会期:2018年4月28日(土)~7月16日(月)
時間:10時−18時 水曜定休
主催:認定NPO法人金沢アートグミ
協力:北國銀行
後援:金沢市、北國新聞社、エフエム石川
金沢アートグミ9周年を記念し、金沢市在住の美術家 指江昌克の個展を開催致します。
指江昌克は1974年金沢市に生まれ、金沢美術工芸大学大学院を修了後活動を重ね、現在はアジア、アメリカなど海外での発表が中心です。
彼の油絵には、ネオン看板、アナログテレビ、アドバルーン、古い室外機や自動販売機など、時代遅れの人工物が象徴として現れ、時にそれらは惑星のように球体化し、絵画空間に浮かび上がります。自然と人工を対照的に考えるのではなく、両者とも自然の産物と捉え、過去から現在に至る世界の移ろいを結実させているのです。
今展では新作・旧作を約10点を展示する他、作品に顕れる”塊”を大きく立体化し、約3か月の会期の中で絵を描いていきます。都市開発が進む金沢で急速に失われている、”時代”を採取しながら、平面の中に風景を構築し続ける、彼の仕事をご体験ください。
方位を表す意味としてのN、E、W、S。
この展示では、過去から現在に至る時間の流れの中で積み重ねられた日常に見られる風景の欠片の情報を各方位から収集、構成する事で「現在の風景」として表現し、存在する自分の位置を再確認しようと試みます。
作品の見え方の多くは、これまでにその人が触れてきた情報や経験、それに伴う問題意識などに由来します。私が提示する「現在の風景」を前にした時、鑑賞者はどのような未来を想像するでしょうか。
指江昌克
〈球体作品ウェブ入札〉
〈関連イベント〉
オープニングトーク
4月27日(金) 19時〜 参加費500円
指江昌克によるアーティストトークを行います。金沢アートグミ料理部によるケータリング付き。
球体・公開制作
4月28日(土)〜作品完成まで
会場に設置した巨大な球体に会期中、作家が絵を描いていきます。詳細日時はSNSで逐次ご案内します。
アトリエウォーキングツアー
5月26日(土)14時〜16時 参加費1000円(お茶付き)
最終目的地を作家のアトリエに設定し、作品に顕れる昭和な風景を探しながら、作家とまちを歩きます。アトリエ見学も合わせてお楽しみ頂けます。
球体完成記念トーク
7月1日(日)18時〜19時半 参加費500円
登壇者:指江昌克、福住廉
批評家の福住廉氏と作家が、作品や制作について話します。
〈略歴〉
1974 石川県金沢市生まれ
1993 金沢辰巳丘高等学校芸術コース卒業
1998 金沢美術工芸大学卒業
2000 金沢美術工芸大学大学院修了
石川県金沢市在住
金沢美術工芸大学非常勤講師
主な個展 / Solo Exhibitions
2018 「Kaleidoscope」 MERRY KARNOWSKY GALLERY/Los Angeles
2016 「External effect」 Jonathan LeVine Gallery /New York
2016 「Micro Invasion」 Anima Gallery/Doha
2015 「Blind Box」 MERRY KARNOWSKY GALLERY/Los Angeles
2013 「Coacervate」 Jonathan LeVine Gallery /New York
2012 「見えざる手」 ミヅマアートギャラリー /東京
2009 「デファクトスタンダード」 ミヅマアートギャラリー /東京
2009 「Twentieth Century Boy」 /Los Angeles
主なグループ展 / Group Exhibitions
2018 「LA ART SHOW」 /Los Angeles
2016 「A CONVERSATION BETWEEN FRIENDS」 Juxtapoz Clubhouse/Miami
2015 「Samurai!」 Worcester Art Museum/Massachusetts
2014 「GROUP SHOW」 MERRY KARNOWSKY GALLERY/Los Angeles
2014 「「SuperAwesome」 Oakland Museum of California/Oakland
2013 「Contemporary Art Fair -PULSE MIAMI」 /Miami