金沢アートグミレクチャーシリーズ
アート×社会
この度金沢アートグミでは、東京でアクティヴィストとして活動されている
元・現代美術家の小田マサノリ氏を招き、ヨーゼフ・ボイスの社会彫刻を起点に、
「アート×社会」と題して講演会を開催します。
3月5日(土)19:00~
会場 金沢アートグミ
入場無料 予約不要
「僕はアクティヴィストとして『公共圏の破壊』や『都市のジェントリフィケーション』
『監視社会』『資本主義のグローバル化』など、いろんなものに反対し抗議し表現してきました。
そして今そうしたものが混然一体となった<帝国>が僕らの目の前にその姿を現しています。
そういう巨大な力や世界の流れに対して警告を発し、批判や疑問をなげかけていくのが
『同時代の芸術』である現代アートの役目だと思うのですが、声を上げるどころか、
逆に<帝国>のシステムに包摂されてしまっているように思います。」
『<帝国>のアートと新しい反資本主義の表現者たち』
講師 小田マサノリ/イルコモンズ http://illcomm.exblog.jp/
元・現代美術家、アナーキスト人類学、メディア・アクティヴィスト。
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所特任研究員、中央大学文学部兼任講師。1989年から1996年にかけて文化人類学者として東アフリカでフィールドワークを行う。帰国後「日本ゼロ年」展(1999年)「横浜トリエンナーレ」(2001年)などに出品。トリエンナーレ開催中に起きた9.11に対し同展が無反応だったことに抗議して展示を中断。1年後の2002年9月11日「去年、トリエンナーレで」展最終日に「現代美術家廃業宣言」を行う。以後、イルコモンズ名義で様々な社会運動にコミットするかたわら、アクティヴィズムをテーマにしたワークショップ、執筆、デザイン、映像制作を活発に行う。