金沢アートグミでは11月28日よりアーティストデュオ佐藤史治+原口寛子による2020年度企画公募展【ツーツー】を開催いたします。
コロナ禍という特殊な状況の中で様々な制限がかかった「コミュニケーション」。
元よりその齟齬をテーマに制作を続けてきた佐藤史治+原口寛子が現在の状況を見つめ、制作された新作を中心に、映像インスタレーションが展開されます。
2011年の結成以来、佐藤史治+原口寛子は〈2人〉というユニットの単位に着目し、遊びをはじめとしたコミュニケーションを生成するルールを編み出しながら、主に映像インスタレーションによる作品を発表してきました。
個展のタイトル《ツーツー》は、電話の話中音であり、〈Two〉という意味も込められています。また、以心伝心を意味する〈つうつう〉というニュアンスもそこに聞き取ることができるでしょう。
本展では、建築家・村野藤吾氏(1891-1984)が設計した北國銀行の空間を活かして発表します。折しも対面でのコミュニケーションがリスクとなった本年、ビデオレターや葉書、そして身体接触を想起させる2人の作品をご覧ください。
佐藤史治+原口寛子(さとう・ふみはる+はらぐち・ひろこ)
2011年に結成したアーティストデュオ。主に映像を用いたインスタレーションを発表している。コミュニケーションの齟齬をベースに、その解消または顕在化させる作品を制作。主な個展に2019年「talks」現代美術製作所(京都)、グループ展に2020年「すみだ向島EXPO2020」(東京)、2017年「いちはらアート×ミックス2017」(千葉)、2017年「影⇆光」川口市立アートギャラリー・アトリア(埼玉)など。
WEBサイト:http://satoharaguchi.org/
会期中企画
配信トークイベント
金沢/墨田のオルタナティブ・ツーツー
会場|オンライン 視聴無料
ゲスト|上田陽子(キタイッサカ)、安藤達朗(あをば荘)
URL| https://youtu.be/rlAeA22SBhM