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2020/3/20

開催中止|「影と光と、その間」影絵、音楽、インスタレーション Half Day Event

影と光と、その間
影絵、音楽、インスタレーション Half Day Event

「影の色彩ワヤンプロジェクト」としては2年ぶりとなる公演。今回はジャワの古典演目を題材に取り上げ、植物造形ユニット「名付けようのない季節」、大所帯非楽器アンサンブルPOLY!とのコラボレーションによって、影と光と音とが多層的に関わりあう空間の中で物語を紡ぎます。古の人々が影に魅せられてワヤンという芸能が発展してきた歴史の中から、現代に生きる自分たちにも通じる感覚を探る試みでもあります。

 

コロナウイルス感染拡大防止のため、実行委員会の判断により、
イベントを中止することとなりました。
ご迷惑をお掛けして大変恐縮ですが、ご理解、ご協力賜りますようお願い申し上げます。

 

3月20日(金・祝)

<昼の部>
15:00 開場

15:30   影絵パフォーマンス
「とある双子のおはなし」(ジャワ古典文学「アルジュノソズロバフ」より)

17:10 アフタートーク 17:30 昼の部 終了

あらすじ

炎から生まれた兄と、影から生まれた弟の、不思議な絆の物語。武術に長けた見目麗しい兄スマントリに対し、見た目は鬼のような恐ろしい姿でありながら心優しく自然を愛し不思議な超能力を持つ弟スコスロノ。二人は山奥の村で片時も離れることなく一緒に暮らしていました。しかし、スマントリが王様に仕える戦士になる決意をして一人で都へ旅だった時から、二人の間には越えがたい境界が生まれ始めます。王国の戦士として成長していくスマントリでしたが、ある日戦士としての慢心から王様の怒りをかってしまいます。許しを請うスマントリが王様から命じられたのは、神々の国の庭園を一夜で王宮内に作ること。到底達成できない無理難題だと嘆くスマントリの前にひょっこり現れたのは、長らく会っていなかった双子の弟スコスロノでした。スコスロノはその不思議な超能力であっというまに美しい庭園を造ってしまいます。喜ぶスマントリでしたが、鬼の姿のスコスロノが王宮で受け入れられるはずはなく…。

一般:2,000 円 ワークショップ参加者:500 円
ワークショップ参加者ご紹介:1,500 円
中学生~高校生:1,000 円(小学生以下無料)※ドリンク別
<夜の部>
19:00 
開場昼の部を通して完成したインスタレーション内で、ゆるやかに映し出される影絵と音楽のバータイム。
時間内にマギカマメジカによるワヤンカンチルの公演もあります
Laid-Back, 神社 Bar HOLYのドリンク、フードとともにゆったりとお過ごしください。21:00 終了

一般:¥1,500(ワンドリンク付)
昼の部の半券をお持ちの方:¥1,000(ワンドリンク付)

関連イベント

ワヤン・クリッに登場?!影絵人形をつくろう(つまみぐみ講座)

3 月5 日(木)19:00-20:30  会場:金沢アートグミ
講師:マギカマメジカ    
参加費:1 名につき1,500 円
定員: 15 名(中学生以下は保護者同伴)

インドネシアに古くから伝わる影絵芝居、ワヤン・クリッ。結婚のお祝いや儀礼の場で、夜通し上演されるのだそうです。舞台の中では、伝統的楽器ガムランの音色に合わせて、水牛の皮で作られた色鮮やかな人形ワヤンが数々の話を物語ります。今回はボール紙や木などの身近な素材を使って自由に影絵人形を作ってみましょう。
この日つくったワヤンは、3 月20 日の「影と光と、その間」に登場させることができます。ワヤン作りを通じて、インドネシアの人々がどのように影で感情や魂を表現してきたか想像してみませんか?

江南 泰佐 / 大所帯非楽器アンサンブルPOLY !による”OKUDAKE” ワークショップ

3 月19 日(木)19:00-20:30 
会場:金沢アートグミ

講師:江南 泰佐     
参加費:1 名につき500 円
定員: 15 名(中学生以下は保護者同伴)

日用品や自然のものを使って場を立ち上げるワークショップです。「名付けようのない季節」による植物造形が進行する会場にて、本、瓶、新聞紙、おもちゃ、石、音の出るものなどを使って、“置くだけ” で現れる場を一緒に作りませんか。思いもよらない1シーンが生みだされるかもしれません。

 



予約受付 :金沢アートグミ
Tel: 076-225-7780  Mail: info@artgummi.com

1. 予約イベント名(例:3 月 20 日 昼・夜公演)2. 氏名(人数分)
※お子様の場合は年齢もお知らせください3. 代表者連絡先(Tel/Mail)上記を明記の上、お申し込み下さい。
*当日、会場受付にて料金をお支払いいただきます(現金払いのみ)
*定員になり次第予約締め切りとさせていただきますので、予めご了承ください
照明協力 : 宮向 隆 後援 : 北陸中日新聞、北國新聞社、エフエム石川 
主催 : ワクワクワヤン実行委員会
助成:公益財団法人いしかわ県民文化振興基金

マギカマメジカ
インドネシアの影絵芝居ワヤン・クリッをもとにして、影絵と音楽による作品を作っている。メンバーはジョグジャカルタ生まれのアナント・ウィチャクソノと大阪生まれの西田有里。インドネシアの芸能に関するコンサート、ワークショップ、レクチャーなども行っている。

Tidak Apa Apa
インドネシアの民族音楽ガムランをこよなく愛する女3人、近藤チャコ、松田仁美、西田有里による、少人数編成のアンサンブル。ジャワガムランの魅力を多くの人に知ってもらえるよう、自由にフレキシブルに活動している。

 

江南 泰佐/大所帯非楽器アンサンブルPOLY!
ある時はピアノでのソロ活動。またある時は日用品を用いて演奏をする大所帯非楽器アンサンブルPOLY!での活動などなど。音を手掛かりに音楽と他の表現との境目を行ったり来たりする活動を国内外にて展開中。

 

名付けようのない季節
庭仕事を生業とする山﨑広介と花人と称して切花を飾ることを生業とする藤木卓による植物造形ユニット。植物のもつダイナミズムに頼りながらの即興的構成は、空間と乖離しない空気感演出として定評がある。

 

sanchan(さんちゃん)
2004年から金沢で活動するバンド「noid」のドラマー。イベント「connecting」主催、ソロでの演奏活動も行っている。ソロでは電子ガジェットと打楽器による即興演奏を行う。2016年には「よふかしレコード」よりkyo81×sahchanの即興演奏をまとめたカセットテープをリリースした。

 

岩井 美佳
染織作家。モチーフや物語、制作物と対峙するうちに浮かんでくる「ある詩のような印象」を布に染み込ませる。

http://chordalcolors.com

 

制作・コーディネート:
宮越 文美
金沢美術工芸大学卒業。刺繍業の傍ら、展覧会運営やアーティスト・イン・レジデンスのアシスタント、イベント企画等、ジャンル問わずつくり手のサポートを行う。

 

協力:金沢アートグミ
「金沢アートグミ」は金沢の文化芸術を育む認定NPO法人。2009年北國銀行武蔵ヶ辻支店3階を拠点に発足し、展覧会・イベント企画、作家支援、コーディネートなど、アートを切り口に人、情報、まちを繋ぐ活動を行っている。

 

出店(昼・夜とも)

Laid-Back(金沢市片町1丁目9-25)

片町の裏道に密かに門を構えるバー。愉快な店主マンゴーがひとりせっせと頑張っている、なにかありそうで何もないのが魅力の店。たまに唄ってくれるかも。(山岸デザイン事務室談)

 

神社Bar HOLY(金沢市武蔵町11-5)

令和元年、新しい時代の始まりと共に金沢市武蔵町にオープン。日本人の心の故郷である神社、日本のルーツ古事記、Barと神社の融合をコンセプトにお酒を飲みながら日常を忘れ、楽しい時間を過ごせる場。

 

影の色彩ワヤンプロジェクト:
アナント・ウィチャクソノ(影絵)、西田 有里(音楽)、岩井 美佳(美術)によるプロジェクト。

2015年より活動を開始。インドネシアの伝統的影絵芝居ワヤン・クリッのルーツを考察しながら、従来の上演形式に囚われず様々な手法を融合させて、地域の文脈を超えた現代の芸術としてのワヤンの可能性を発信している。特に、目に見えないものの存在を感じること、多層の時間を一つの空間に感じることに注目し、舞台作品の上演やワークショップを行ってきた。2016年アーツ千代田3331ポコラート全国公募展vol.6ワークショップ部門入選、愛知人形劇センターP新人賞2016受賞(影絵芝居「夜叉ケ池」にて)、2017年第21回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品選出(影絵芝居「Ama」)にて)。