むびぐみX
日時2019年9月21日土曜~10月8日火曜
10:00-18:00 水曜定休
参加作家 カタルシスの岸辺、加藤貴文、小林椋、谷口暁彦、トモトシ、永田康祐
会場 金沢アートグミ(金沢市青草町88 北國銀行武蔵が辻支店3階)
主催 金沢アートグミ
協力 北國銀行、株式会社C8LINK、芸宿
コーディネート 奥祐司
撮影 奥祐司
“Functional simplicity, Structural complexity, The best life for all.”
士郎正宗原作「APPLE SEED」より
NPO法人金沢アートグミは2009年の設立当初から北陸の映像祭「むびぐみ」を開催し、多くの映像作品を紹介してきました。
あれから10年。ビデオというメディウムに対する扱われ方や意味は「むびぐみ」が始まった当時に比べると随分と変化してきました。 動画撮影の機能の付いたスマートフォンの普及とネットワークの発達により、誰もがネットに動画投稿をできるようになり、ビデオはより身近な存在になりました。 また、画面の中と外を横断するような、ARやVRといった技術により、より複雑な構造を実現すようようになりました。
2019年、「むびぐみX」では、ビデオというメディウムを巧みに使用し、構造の外と内を行き来する6組の作家作家の展覧会を開催いたします。
また、「むびぐみX」のXという文字を四則演算の積【X(かける)】の記号に見立てて、トークイベントやライブといった展開もいたします。
参加作家
カタルシスの岸辺
「カタルシスの岸辺」は荒渡巌、海野林太郎を中心に2017年に東京で結成された「マテリアルショップ」である。2019年現在は高見澤峻介、髙橋銑、田中勘太郎を含めた5人をコアメンバーとして活動している。代表作は美術作家の死蔵している映像や画像素材を屋台を模したインスタレーション内で量り売りする「マテリアルショップ カタルシスの岸辺」。その他のプロジェクトも「ショップ」であることを核としつつ、独自の生存戦略の確立を試行する。
https://sites.google.com/site/catarsisnokishibe/
加藤貴文
1983年埼玉県生まれ。武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻油絵コース修了。イラストレーター・カメラマン・映像作家。
https://katooonline.com
小林椋
1992年生まれ。2017年多摩美術大学大学院 美術研究科 修士課程 情報デザイン領域 修了。 2019年京都市立芸術大学大学院 美術研究科 修士課程 彫刻専攻 修了。
http://pocopuu.net
谷口暁彦
メディア・アート、映像、彫刻など、さまざまな形態、手法で作品を発表している。多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コース専任講師。主な展覧会に「SeMA BiennaleMediacity Seoul 2016」(16/ソウル市立美術館)、個展に「超・いま・ここ」(17/CALM &PUNK GALLERY)など。
https://okikata.org
トモトシ
1983年山口県生まれ、東京を拠点に活動。 2006年豊橋技術科学大学建設工学課程を卒業後、建築設計業に従事したのち、2014年より映像、写真、インスタレーションを制作・発表。 主な展示として、個展「わたしをもっと見て」(2014年)、個展「tttv」(2018)、あいちトリエンナーレ2019「Dig Your Dreams.」(2019年)がある。
http://tomotosi.com
永田康祐
1990年生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科修了。主に映像や写真を用いながら、さまざまな経験の条件となっている技術や制度に着目して制作を行っている。主な展示に「あいちトリエンナーレ2019」(愛知県美術館、愛知)、「第10回恵比寿映像祭」(東京都写真美術館、東京)、個展「Therapist」(TWS本郷(現TOKAS)、東京)がある。
関連イベント
オープニングトークイベント
黒嵜想「二次、創作、キャラクター、」
9/21土曜 19:00~
参加費1000円(金沢アートグミ料理部による軽食付き)
黒嵜想(くろさき・そう)1988年生まれ。批評家。音声論を中心的な主題とし、多岐に渡る評論活動を展開している。活動弁士・片岡一郎氏による無声映画説明会「シアター13」企画のほか、声優論『仮声のマスク』(『アーギュメンツ』連載)、Vtuber論を『ユリイカ』2018年7月号(青土社)に寄稿。『アーギュメンツ#2』では編集長を、『アーギュメンツ#3』では仲山ひふみとの共同編集を務めた。
クロージングライブ 正直
10/5土曜 19:00~
参加費2000円(1ドリンク付き)
本展覧会参加作家の小林椋と時里充によるユニット「正直」によるパフォーマンス。オープニ
ングアクトに金沢で活動するM集会。
芸宿スクリーニング
アーティストランスペース・芸宿の101号室で2019年6月から始まった「芸宿スクリーニング」では、若手の映像作家による作品が上映されており、「むびぐみX」に出展している永田康祐の《Repetitive Practice》と《Semblance》も公開されています。
2019年6月~2020年6月(予定)
梅雨澤りくによるオーディオガイド
株式会社C8LINK所属のヴァーチャル社員・梅雨澤りくによる「むびぐみX」のオーディオガイドが展覧会会場内で体験頂けます。
9/21土曜~10/8火曜