村山留里子個展「作品と場」
人が「場」によって変化するように、アートも「場」によって変化する。
ある街で、ある人間から生まれる個人的で<ローカル>なアートは
あらゆる境界を越え、変化しながら、<グローバル>に個々人の内奥で共有される。
美しさとは、”奇麗”とは何か?何がその価値を決めるのか?
社会の隙間で、それぞれに自問しながら自分のアンテナで動いている人たちが、
金沢という「場」から、アートを通じてつながり、組み合わさったその先は?
アートで巻き起こる、ある連鎖を体験する。
2010年4月17日(土)~7月19日(月・祝)
金沢アートグミギャラリー(近江町市場横、北國銀行武蔵ヶ辻支店3階)
入場料 300円
(学生/障害者割引200円、2回目以降無料 ※但しチケットの半券が必要)
10:00~18:00 水曜定休(祝日の場合翌日)
主催:NPO法人 金沢アートグミ 共催:金沢ファッション産業振興機構
協力:㈱アート・コンサルティング・ファーム フォーエバー現代美術館 山本現代
▌作家インタビュー http://ameblo.jp/artgummi/entry-10515642873.html
関連イベント
▌ 鑑賞学級金沢アートグミ
「作品と場」をじっくりと感じる。
作品・展覧会の背景も聞いて、
それぞれ感じたものを外に出してみよう。
日程 6月13日(日)、6月27日(日)、7月11日(日)
15時から1時間程度
参加費 無料(但しチケット半券が必要) 予約不要
作家は来れませんが、アートグミのスタッフより
作品の制作エピソード、展覧会開催までの経緯等をお話致します。
スタッフは学芸員ではないので専門的なお話、というよりは
皆さんと一緒に、作品、アートを見つめる機会にしたいと思っています。
鑑賞の後感想を話合い、便せんにそれぞれ感じたことを書きます。
感想や質問など、思いのたけを形に出してみましょう。
▌アートグミの蚤の市 https://www.artgummi.com/wp/?p=698
帯留め、がらくた、ペン、レコード、髪飾り、器、服、レース、鏡、かばん、スカーフ・・・
自分の美意識でもってお店を営む方、ものづくりをしている方から「奇麗なもの」をご提供頂き、
蚤の市にてお店のプロフィールやエピソードを添えて販売。その販売金を春の展覧会の資金とします。
何が「奇麗」なのか?ものの価値を何で決めるのか?
それぞれが考える「奇麗なもの」で何が集まってくるのか?
金沢のみなさんから、アートグミへ、展覧会へ。
金沢の魅力的な人々の美意識を通じ、さまざまなものと人がつながり合い、新しい出会いと展覧会を作り上げます。
期間:2月~6月の第4土曜日
開催場所:近江町いちば館ひろば(アートグミギャラリーすぐ下)
▌1周年記念トークイベント「オルタナショック」
社会の隙間を見つけ、つなぎ、掻きまわし、既存の概念・システムに
囚われることなく「アート」を志向する「オルタナティブ」な個人や組織。
とくに地域とアートを志向するオルタナティブな活動が世界各地で起こりつつあるなかで、
それらがアート業界に与えた衝撃とは?
アーティストはギャラリーに所属すべきか?美術館、ギャラリー、アーティストの役割とは?
地域に根差したアートとは?
アート業界のしくみをおさらいしながら、美術館、作家、ギャラリー、企業の目を通し、
今後の「オルタナティブ」の可能性を探る。
4月29日(木・祝)
トーク 15:00~17:00 参加費500円
パーティ 18:00~ 参加費1500円
モデレーター:金沢アートグミ 真鍋淳朗
パネリスト:
黒沢 伸(ミュージアムエデュケーター/金沢湯涌創作の森所長)
村山 留里子(現代美術作家/山本現代所属)
山本 裕子(ギャラリスト/山本現代代表)
山越 敏雄(統括ディレクター/株式会社 山越 + KAI PROJECT)
4月27日(火)までに参加する部(トークのみ/トーク・パーティ参加)、氏名、ご連絡先を沿えて
電話またはメールにてお申込み下さい。
▌パネリスト略歴
黒沢 伸(ミュージアムエデュケーター/金沢湯涌創作の森所長)
金沢湯涌創作の森所長。
1959年、東京生まれ。水戸芸術館現代美術センター学芸員(1989年~)、
金沢21世紀美術館学芸員(1999年~)を経て、2006年より現職。
水 戸芸術館時代、当時少なかった観客参加型プロジェクトやアーティスト・イン・レジデンス型のイベント等を通して多くの若手アーティストを発掘、また、ボラ ンティア組 織を立ち上げ、その運営を行う。金沢21世紀美術館では建築設計から関わり、コレクション形成や特に建物と一体化したコミッションワークの導 入、及び街中や学校等で多くのプレイベントを実施、開館後の、市内の小中学生全員が美術館を探検するプロジェクトに結実。現在在籍中の金沢湯涌創作の森は オルタナティヴスペースそのもの?
村山 留里子(現代美術作家/山本現代所属)
秋田生まれ秋田在住。自らが染め上げた生地を細かく縫い合わせた布作品やビーズ、造花、アクセサリーなどを即興的に組み合わせた立体作品を発表。コム・ デ・ギャルソンやプラダとコラボレーションし、ファッション界でも一躍話題になる。森美術館(東京)、ボローニャ現代美術館(イタリア)、金沢21世紀美 術館(金沢)、青森県立美術館(青森)、東京都庭園美術館(東京)などで行われた展覧会やプサンビエンナーレ(韓国)に参加するなど、国内外で精力的に活 動している。
山本 裕子(ギャラリスト/山本現代代表)
東京・白金に所在する現代美術ギャラリー「山本現代」代表。
旧レントゲン藝術研究所、白石コンテンポラリーアートを経て、2004年山本現代を東京・神楽坂にオープン。2008年スペースを拡大し白金に移転。
存/故、年齢、平面/立体/ヴィデオ/インスタレーションなどメディアを問わず、伝統技術を凌ぐような独特の技法を誇る作家を多くかかえ、既存のジャンルを叉に掛ける全方位的作品、及び鬼才を紹介。
取り扱い作家:宇川直宏、小谷元彦、立石大河亞、できやよい、西尾康之、松井えり菜、村山留里子、ヤノベケンジなど。
山越 敏雄(統括ディレクター/株式会社 山越 + KAI PROJECT)
株式会社 山越 + KAI PROJECT 統括ディレクター。
1972年生まれ、1997年~一級建築士事務所シーラカンス&アソシエイツ所員、
2000年~(株)山越+KAI PROJECT、2005年より現職。
山越サンアートビル:2008年金沢アートプラットフォームをきっかけに旧印刷工場の一部を改装。アートや地域環境の創造拠点として再生するプロジェクト。KAPOへの支援活動を行う。2009年北陸アートテーブル開催。
チャリdeアート:2009年にNPO法人化。金沢のアート拠点を結ぶレンタサイクル、アートチャリの整備に取り組む