第4回コーポレートアート展菊谷達史個展月とグレープフルーツ

金沢美術工芸大学・北國銀行連携事業
第4回コーポレートアート展
菊谷達史個展　月とグレープフルーツ

会期　　　2014年2月18日（火）〜 2014年3月9日（日）
会場　　　金沢アートグミ（近江町いちば館広場よこ、北國銀行武蔵ヶ辻支店３F）　入場無料
開館　　　10:00 〜 18:00　水曜定休
作家　　　菊谷達史
主催　　　金沢美術工芸大学、北國銀行
協力　　　金沢アートグミ

「月」と「グレープフルーツ」。菊谷達史は、今回の個展タイトルに自身のペインティングに対する2通りのアプローチに結びつくキーワードを提示した。
1つは、「月が美しい」と思うような、外から刺激を直感的に捉え、自身のフィルターを通して表出させるという受動的なもの。
そしてもう1つは、身近なモチーフを採集し、複数のレイヤーによって画面を構築していくような、能動的な手法である。
前者のストレートな描写に対して後者の持つ、甘美なだけでは落としどころの無いアンニュイな部分を、グレープフルーツという意味深げな言葉で表現するところが非常に感覚的で、菊谷的だと感じる。
彼自身の制作の欲求のバランスを保つために、この2つのアプローチはまるで呼吸の様に表裏一体で成り立つと同時に、現実と虚構、影と光などの要素が対を成しながら菊谷の作品を作り上げている。「月」と「グレープフルーツ」は、日常のイメージから構築される菊谷達史の並行世界とでも言えようか。

金津創作の森　石川達紘

関連イベント
●月とグレープフルーツとおみやげのコイン
菊谷達史（画家）と四井雄大（陶芸家）のコラボレーション作品を販売致します。
●公開ラジオ収録
オープニングレセプションでは、上記二名による公開ラジオ収録を行います。

● オープニングレセプション＆クロージングパーティ
オープニング｜2月18日（火）　18:00 〜　場所：金沢アートグミ
クロージング｜3月9日（日）　18:00〜　場所：金沢アートグミ
参加費：無料（作家支援のための寄付金を募ります。）

展覧会について
この展覧会は、金沢美術工芸大学、北國銀行の連携企画です。金沢美術工芸大学と北國銀行は、教育・研究の推進と地域社会の発展や活性化などに寄与することを目的に、平成22年6月に包括連携協定を結びました。今回の展覧会はその協定に基づき開催するものです。今後も、金沢美術工芸大学の学生や卒業生にスポットをあて、アートNPO法人金沢アートグミで展覧会を開催し、その活動を紹介していきます。

作家プロフィール

菊谷達史| Kikuya Satoshi

1989　北海道稚内市生まれ
2011　金沢美術工芸大学美術工芸学部美術科油画専攻卒業同大学院進学
2013　金沢美術工芸大学大学院修士課程美術工芸研究科絵画専攻油画コース修了

個展
2010「LITMUS」Kapo gallery（石川）
2011「DRIED FLOWER」Gallery O2（東京）
2012「FLAME REACTION」ギャラリー点（石川）
2013「UNDRAMATIC」gallery COEXIST-TOKYO（東京）

グループ展
2010「アウトレンジ2010」文房堂ギャラリー（東京）
2011「Nomadic circus troupe」北海道立近代美術館
2012
「KIND OF PASSAGE」金沢アートグミ（石川）
「BEYOND THE STANDARD」北陸銀行問屋町支xアートギャラリー（石川）
「工芸未来派サテライト – 空白の思索」問屋まちスタジオ（石川）
2013
「金沢美術工芸大学修士課程修了制作展」金沢２１世紀美術館市民ギャラリー（石川）
「EZOTIC ART 蝦夷的芸術」東京都美術館ギャラリーA(東京)
「卒展セレクション13」金沢アートグミギャラリー（石川）2014
ファン・デ・ナゴヤ美術展「虹の麓　－反射するプロセス－」名古屋市民ギャラリー矢田（愛知）

その他多数